スポーツの現場におけるパワハラとはどのようなものか

イエローカード

公益財団法人日本レスリング協会におけるパワーハラスメント(パワハラ)の問題が世間を騒がせています。

2013年にも、女子柔道の国際試合強化選手への指導陣による慢性的な暴力行為やパワハラが問題になったことがありました。

ただ、一般的には、パワハラは会社や職場で発生するというイメージをお持ちの方も多いようで、スポーツの現場で「パワハラ」という言葉を使うことに違和感を覚える方もいらっしゃるようです。

そこで、スポーツの現場で起きている「パワハラ」について、パワハラの定義や類型を踏まえて考えていきたいと思います。 “スポーツの現場におけるパワハラとはどのようなものか” の続きを読む

Pocket
LINEで送る

部活動顧問の教員に実力アップを期待してはならない理由

顧問の教員

学生や生徒がスポーツを楽しむ場の1つとして学校内の部活動があります。

ところが、部活動に所属する部員の保護者から顧問の教員に対して

「もっと練習をしてほしい」

「土日も練習や試合をやるべき」

「以前の顧問はもっと熱心だった」

などといった要求や苦情を言っているとのことでした。

このような要求が教員の過重労働につながる要因の1つとなっていることをご存知でしょうか?

“部活動顧問の教員に実力アップを期待してはならない理由” の続きを読む

Pocket
LINEで送る

子供が格闘技や武道でけが等をした場合に損害賠償請求が可能か

空手

先日、高校の同級生であり、現在、「格闘技ドクター」として活躍中のスポーツドクター、二重作拓也医師から

まだ小学校にも入学していないような小さな子供が大人に準じたルールで危険な試合をしている動画がネット上にアップされているんだけど、岩熊先生的にはどう思う?

という電話がありました。

私もその様子がどのようなものであったのかが気になり、すぐにYouTubeで確認したのですが・・・。 “子供が格闘技や武道でけが等をした場合に損害賠償請求が可能か” の続きを読む

Pocket
LINEで送る

日馬富士による暴行騒動に思うこと

隠蔽

横綱日馬富士による暴行騒動が連日のように報道されています。

真相については、報道各社による内容が異なるほか、コメンテーターたちも自分の意見を言っているだけですし、何よりも加害者・被害者といった当事者が話をしていないので、わからないままです。

このことは、当事者が話をしない限り、真相は闇に葬られることになるということを示しています。 “日馬富士による暴行騒動に思うこと” の続きを読む

Pocket
LINEで送る

「やらせる」ではなく「やりたいと思わせる」と選手は伸びる

練習

部活動やクラブチームの監督・コーチが選手に対して暴力を振るったり暴言を吐いたりする事件が後を絶ちません。

このような問題が起きてしまう根本的な原因には、「監督やコーチが選手にやらせようとしていることを選手ができないから」ということがあるのではないでしょうか。

しかし、監督やコーチ自身も、自分が選手だったときに同じように当時の監督やコーチに怒られてきた経験があるはずです。

自分が現役のときもこうだった」とか「昔はもっとひどかった」とか思っているかもしれません。

では、監督やコーチによる暴力や暴言で選手はうまくなったでしょうか?

私は、やらせることでは選手は伸びないと思っています。

むしろ、選手にやりたいと思わせれば、選手はどんどん伸びていくと思っています。

その根拠は何か。

それは、私自身の高校野球時代の経験によるものです。 “「やらせる」ではなく「やりたいと思わせる」と選手は伸びる” の続きを読む

Pocket
LINEで送る

チームを強くしたければ下手な選手ほど試合に出すべき

試合

今年のプロ野球は福岡ソフトバンクホークスが2年ぶりに日本一に輝きました。

多くの評論家の方々が、その勝因の一つに「選手層の厚さ」を挙げています。

たしかに試合に出てくる選手がその実力を発揮して試合で活躍する姿を見ると、誰が試合に出てもおかしくないし、強いという印象を持ったことと思います。

もちろん全員がプロ野球選手なわけですから上手いわけで、試合に出れば活躍するのが当たり前だともいえるでしょう。

しかし、プロ野球選手の中でもレベルの違いがあるのもまた事実です。 “チームを強くしたければ下手な選手ほど試合に出すべき” の続きを読む

Pocket
LINEで送る

チーム内でいじめが発生する根本的な原因と対策

いじめ

先日、このホームページをご覧になった方から次のような問い合わせがありました。

「現在、私の息子が少年野球チームに入っているのですが、同じチームの子に嫌がらせを受けているようなんです。どのように対応したらいいのでしょうか。」

具体的な内容をお尋ねすると、キャッチボールの相手をしてくれなかったり、わざと暴投して取りに行かせたり、近い距離なのに思い切りボールを投げつけたり・・・などといったことでした。

このような場面は、子供の場合にはよくあると思います。 “チーム内でいじめが発生する根本的な原因と対策” の続きを読む

Pocket
LINEで送る

スポーツ界における体罰の真の再発防止策とは

罰走に起因する熱中症事故の発生

最近、部活動の現場において、選手が熱中症で倒れ、緊急搬送されるという事件が相次いで発生しました。

1つは、都立の知的障害特別支援学校のバスケットボール部の生徒が、設定タイムを達成できなかったことのペナルティーとして、1周450メートルある校舎外周を43周(距離して約19.4キロメートル)の罰走を命じられ、21周を走り終えたところで体調不良を訴えて打ち切りとなったものの、その2日後に罰走を再開し、約1時間経過後に自転車置き場付近で倒れたために救急搬送され、意識不明の重体となったというものです。

もう1つは、岐阜県の私立高校硬式野球部の生徒が、試合内容が悪かったにもかかわらず翌日の練習で集中していなかったなどの理由で、同部の男性コーチに100メートルを100本以上走るよう指示され、約3時間走った後、重度の熱中症で倒れ、一時、集中治療室に入るなど約1週間入院したというものです。

このような罰走により熱中症を発症して倒れたという事案はこれまでにも発生していました。 “スポーツ界における体罰の真の再発防止策とは” の続きを読む

Pocket
LINEで送る

はじめに

スポーツ問題に関連した活動内容(法律相談・代理人としての活動・セミナーなど)や、実際に発生した事件・事故に関する裁判例、私の考えなどをお伝えすることにより、スポーツに関わるあらゆる方々と、

  • スポーツ界が抱えている問題は何か
  • どのような解決を図ることができるのか

などの問題意識を共有できればと考えています。

よろしくお願いいたします。

Pocket
LINEで送る