スポーツ事故が発生した場合の加害選手の法的責任について

スポーツ事故

プロレスラーが試合中に負った頸髄完全損傷により回復の見込みがないというショッキングなニュースが報道されました。

その他にも、例えばプロ野球選手が死球を受けて骨折したとか、サッカー選手が接触プレーにより靱帯を損傷したなどという事故が起きています。

プロの選手だけでなく、アマチュアの場合であっても、いろいろな事故が起きています。

スポーツは、プロやアマチュアを問わず、さまざまなレベルで広く親しまれています。

しかし、スポーツは身体運動を伴う競技であり、選手の生命や身体を侵害するような事故が発生してしまう危険性をはらんでいます。

つまり、スポーツをプレーしている以上、誰もがスポーツ事故の加害者にも被害者にもなり得るのです。

そこで、今回は、スポーツ中に死傷事故が発生した場合、加害者にはどのような法的責任があるのか、またどのような場合に法的責任を負うことになるのかについて解説してみたいと思います。

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スポーツ界における体罰の真の再発防止策とは

罰走に起因する熱中症事故の発生

最近、部活動の現場において、選手が熱中症で倒れ、緊急搬送されるという事件が相次いで発生しました。

1つは、都立の知的障害特別支援学校のバスケットボール部の生徒が、設定タイムを達成できなかったことのペナルティーとして、1周450メートルある校舎外周を43周(距離して約19.4キロメートル)の罰走を命じられ、21周を走り終えたところで体調不良を訴えて打ち切りとなったものの、その2日後に罰走を再開し、約1時間経過後に自転車置き場付近で倒れたために救急搬送され、意識不明の重体となったというものです。

もう1つは、岐阜県の私立高校硬式野球部の生徒が、試合内容が悪かったにもかかわらず翌日の練習で集中していなかったなどの理由で、同部の男性コーチに100メートルを100本以上走るよう指示され、約3時間走った後、重度の熱中症で倒れ、一時、集中治療室に入るなど約1週間入院したというものです。

このような罰走により熱中症を発症して倒れたという事案はこれまでにも発生していました。 “スポーツ界における体罰の真の再発防止策とは” の続きを読む

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はじめに

スポーツ問題に関連した活動内容(法律相談・代理人としての活動・セミナーなど)や、実際に発生した事件・事故に関する裁判例、私の考えなどをお伝えすることにより、スポーツに関わるあらゆる方々と、

  • スポーツ界が抱えている問題は何か
  • どのような解決を図ることができるのか

などの問題意識を共有できればと考えています。

よろしくお願いいたします。

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